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418話

「魂操丹、陰陽変に記された奇妙な丹薬だ。自らの鮮血を媒介として練成すれば、自分より強い者さえ操ることができる。青蛇、お前が私の最初の実験台となってもらおうか」

寧凡は軽く笑いながら、窓の外を見ると、すでに夜になっていることに気づき、思わず苦笑した。この魂操丹を練成するのに、かなりの時間がかかってしまった。しかも全ての薬材を使って、成功したのはたった一粒。それも効力が弱められたものだ。

だがこれも地球に霊薬がないせいだろう。すでに薬効が最も近い漢方薬を選んだのだから、これだけのものが練成できただけでも、寧凡の予想を超えていた。しかも十分な効力もある。これで十分だ。

部屋を出ると、寧凡はすぐ...