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409話

「この物体が何なのか正確には分からないが、確かなのは、この二つの銅鏡が単なる宝物ではなく、並外れた価値を持つ宝物であるということだ」

寧凡は軽く笑うと、呉平を呼び寄せて言った。「ここを封鎖しろ。誰も近づけるな。江城から物資が運ばれてきても、ここには何も設置するな。小さな部屋だけ残しておけ。後で研究する」

呉平はこれを聞いて、もちろん異議はなかった。すぐに手配を済ませ、この場所を封鎖した。寧凡の命令なしには、誰もこの禁断区域に足を踏み入れることはできない。

全てを終えた後、寧凡は他の者たちに自分の仕事に戻るよう手を振り、自らは二つの銅鏡のところへ行き、深い眼差しでそれらを見つめた。

手の...