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401話

寧凡はそれを聞くや否や、顔を険しくさせ、左護法がまだここにいることなど気にもせず、手の中に一本の氷の錐を瞬時に形成し、直接左護法の頭に突き刺した。そして身を翻し、あの小さな平屋に飛び込んだ。

平屋はさほど大きくなく、全部で三階建て。寧凡は半分もかからない時間で全ての部屋を探し回ったが、神魔教の教主の姿は見当たらなかった。これに寧凡の表情は曇った。

「くそ、あの二人に神魔教の教主がここにいるかどうか聞くのを忘れていた。ここが神魔教の総本山だとしても、あの男が必ずしもここで修行を突破するとは限らない」

寧凡はそう考えながら急いで入り口へ向かうと、左護法と右護法はすでに生命の気配を失っていた。...