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396話

「わあ、凝兄ちゃん、すごいね!本当に魔法使いだったんだね!お兄ちゃん、私たちが何が欲しいって言ったら、本当に何でも出せるの?」小安は興奮した表情で凝凡を見つめた。

凝凡は軽く頷き、口を開いた。「うん、小安ちゃんだよね。他に何が欲しい?なんでも出してあげられるよ」

「わ、私はお友達みんなにきれいな新しい服をあげたいの。凝兄ちゃんは出せるかな?」小安はきらきらとした目で凝凡を見上げ、まばたきする瞳がとても愛らしかった。

凝凡はそれを聞いて微笑み、言った。「もちろん、何の問題もないよ。君の凝兄ちゃんがどうやって出すか、よーく見ていてね」

小安と周りの少女たちは一斉に頷き、目を凝らして凝凡から...