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340話

「古」道長は宁凡を長い間じっと見つめ、ようやくゆっくりと口を開いた。「まさか若者も霊薬の名を知っているとは。この地球という場所では、もう何年も霊薬が現れていないのだ。一般の武者たちは霊薬が何かさえ知らないというのに」

宁凡は微笑んで自分の胸を軽く叩きながら言った。「道長、私のもう一つの肩書きを忘れないでください。私は医者でもあるんです。あまり称職ではないかもしれませんが、多くの薬材や草木についても知識があります。霊薬は別次元の薬材として、当然ながら多少の理解はありますよ」

古道長はその言葉を聞いて頷いた。確かに、ある程度の実力を持つ薬師であれば、こういったことに詳しくないはずがない。しかも...