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336話

「宁凡の言葉を聞いて、凌悠竹も我に返り、慌てて言った。「べ、別に何でもないわ。ここはどこなの?私たちはもうここに来てしまったけど、これからどうするの?」

凌悠竹は好奇心に満ちた表情で周囲を見回した。彼女は他人の魂の所在地に入ったことがなかったため、当然ここがどんな場所なのか分からなかった。

「ここは子涵の泥丸宮、つまり魂の所在地だ。前にある光の塊が見えるだろう?あれが子涵の魂だ」

そう言いながら、宁凡は凌悠竹を連れて秦子涵の魂のある場所へと素早く移動した。そして秦子涵の魂の湖の上に広がる灰色がかった光の膜を指差し、口を開いた。「これが子涵の魂を封じている妖魂の力だ」

「今は妖獣はもう死...