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90話

厳晋は言うだけでなく、キッチンへと入っていった。

「俺がやろうか?こういうの得意だから」

伝説の好男子?イケメンで金持ちなだけでなく、料理まで出来るの??

くそっ、厳晋はちゃんと準備してきたんだな!!

王佳琦は嫌そうに厳晋を一瞥した。「あなたの手は借りないわ、私だってできるから」

よくぞ言った!王佳琦のその言葉はまさに正解だ。厳晋にはそうやって対応すべきだ。そうでないとこいつに私が見劣りしてしまう!

だが今回の厳晋は王佳琦の言葉を聞き入れず、強引にキッチンに入って持ってきた海鮮を調理しようとしている。口では「俺の腕前を味わってもらおう!」なんて言っている。

こいつは本気で自分をアピールする気だ...