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34話

下着を持っている私と、スマホを持っている王佳琦。

俺のミスか?それともマジでタイミングが悪すぎるのか!!?

王佳琦はスマホを振りながら笑った。「あなたって本当に変わってるわね。私という生身の人間が目の前にいるのに全く動じないくせに、私の下着を嗅いでるなんて」

「嗅いでなんかいない!」

「じゃあ私が脱いだばかりの下着を持ってどうするつもり?」

「ただ興味があっただけだ!」

自分でも少し馬鹿げていると思った。こんなものに何の興味があるというのか?

「興味?じゃあ、お姉さんのバスタオルの中の体には興味ないの?」

もちろんある!生まれてこの方、ちゃんと見たことなんてないんだから!

「そ...