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30話

「お前たち、本当に調子に乗りすぎだぞ!!!」生徒指導主任が私を指さして怒鳴った。「前回は校舎内、今度は校舎の外だと!!一体何をやろうというんだ!?南嶺の校風が全てお前たちのせいで台無しになっているんだぞ!!!」

その言い方には納得がいかなかった。何が私たちのせいで台無しだ??冗談じゃない、こんなことは皆の責任だろう。

主任は顔を真っ赤にして、私の鼻先を指さして叱りつけた後、大飛の方を指した。

「お前もよくやったな!レンガを持って学校で人を殴るとは!?もし少しでも怪我をさせていたら、退学だぞ!」

大飛も同じように俯いたまま黙っていた。主任の評判は伊達じゃない。話し方には迫力があるだけでな...