トレーナーの秘密

618話

「彼女にそんなことを言われて誇らしい気持ちでいっぱいになったけど、それでも嫉妬を抑えきれなかった。

宋芳玉は得意げな笑みを浮かべると、くすくすと笑い始めた。「バカね。私、海外であんなに忙しくて足の踏み場もないのに、どこに遊びに行く時間があるっていうの？私がちょっとでも時間があれば交換を考えるような女に見える？」

宋芳玉の言葉に、思わず彼女をもっときつく抱きしめた。嬉しさのあまり、彼女の首と肩を何度も熱心に舐め回した。

ベッドで互いを抱きしめて温もりを感じ合いながら、時計を見ると、そろそろ帰らなければならない時間だった。でも、目の前の彼女から離れるのが本当に惜しかった。

少し迷った末、も...