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565話

「あたしの紅丸ったら、ビタミンCの錠剤じゃないのよ。百錠でも数元のものじゃなくて、いくらお金を積んでも手に入らないものなのに！」

なんだこれは。何がどうなってるんだ。

だが劉傑が部屋の出口まで歩いたところで、林笑兮が後ろから声をかけてきた。「劉傑、ちょっと待って。一緒にフィットネスセンターに行かない？」

「あ、ああ...わかった」劉傑は渋々了承した。

今の状況では、林笑兮とフィットネスセンターに行くどころか、彼女に糞を食えと言われても断れない気がしていた。

劉傑は林笑兮と一緒に階下へ向かった。

しかし数歩も歩かないうちに、林笑兮の体がふらつき始めた。

どうやら彼女の体調はまだ完全に回復していな...