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1600話

私はびっくりして急いでよけたが、後ろから一発パンチを食らってしまった。痛みで思わず「うっ」と呻き声を上げ、前によろめいた。

私を足で攻撃してきた男が勢いに乗って追撃しようとしたが、私は突然身をかがめて相手を抱きかかえ、頭を相手の腹に思いっきりぶつけた。

その男は「ぐわっ」と悲鳴を上げ、私の攻撃で七、八歩後退した末に地面に倒れ込み、腹を押さえてうめいた。

先ほど不意打ちに成功した男がこの機会に再び私を襲おうとしてきた。今度は私も反応できていて、彼の蹴りが飛んでくるのを見て体を横にずらし、攻撃をかわしてから渾身の一撃を相手の顔面に叩き込んだ。

その男は「ぐああっ」と痛みの声を上げ、仰向けに...