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1549話

もちろん、この件について彼女は周婷に話していなかった。余計に心配させたくなかったからだ。

楚薇の言葉を聞いて、周婷は言った。「どういうことなのか分かりませんが、どう考えても、小辰は違法なことなんてしていないはずです。楚社長、どうか小辰を助けてください！」

「あまり心配しないで。私、必ず力を尽くすから」

二人はすぐに警察署に向かい、昨晩梁辰を取り調べた中年の警察官を見つけた。

中年の警察官は焦宽という名前で、刑事課のベテラン刑事だった。楚薇が自分の身分を紹介すると、彼はすぐに理解し、慌てて笑顔を作りながら言った。「楚さんでいらしたんですか、お会いできて光栄です。梁辰の状況はもうご存知かと...