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1440話

「それじゃあ、私はあなたのことを梁辰って呼ぶね。あなたも私のことは名前で呼んでくれていいわ。ところで今どこにいるの?」肖春瑩がもう一度尋ねた。

「病院にいるんだけど、何かあった?」と私は答えた。

「病気なの?どうしたの?」肖春瑩は不思議そうに聞いてきた。

「大したことないよ。たぶん夜寝てる時に冷えて、熱が出て風邪を引いただけ」私は適当な言い訳をした。

「本当は食事に誘おうと思ってたのよ。どこの病院にいるの?会いに行くわ」肖春瑩はすぐに言った。

「いいよ、大丈夫だから。昼には退院できるから」私は慌てて断った。

しかし肖春瑩の強い希望に負けて、仕方なく住所を教えることになった。

四十...