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1187話

「僕の後ろに座ってくれればいいよ、送るから」

義姉の前では、僕に抵抗する権利なんてなかった。

出発する時、僕は義姉の後ろに座り、手の置き場がなくて後ろのリアボックスを逆手で掴んだ。

電動バイクが小さいため、彼女の体に密着するように座るしかなく、義姉から漂う香りを嗅ぎ、豊かで柔らかな臀部を感じて、思わず昨夜の光景を思い出し、すぐに身体が反応してしまった。

周婷は何か異変を感じたらしく、何も言わずに腰を少し前に移動させた。

でも、バイクはそれだけ小さいので、どんなに動いても1、2センチの空間しか作れず、僕の立ち上がった「傘」がまた彼女に当たってしまった。

その時、彼女の顔が赤くなっているのに気づい...