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88話

許晴は耳をドアに当て、すぐに母親の艶めかしい声が聞こえてきた。

くそっ！許晴は頬を赤らめ、恥ずかしさと怒りが入り混じった。結婚の時、衛長蘭は李勝が農民だと知って、ずっと彼を快く思っていなかったはずなのに、どうして会ったとたんに二人が一緒になってしまったのか。いったいどうなっているの？

それに義兄もあまりにも女好きすぎる。朝方は隣の若い女教師と階段の踊り場で野外プレイをしたかと思えば、午後には自分の母親とベッドで激しく戦っている。しかも母の声からすると、相当気持ちよさそうだ。本当に義兄はそんなにすごいの？

許晴は思わず、空気中にそそり立っていた義兄のたくましさを思い出し、全身が力なく柔らかく...