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85話

李勝は顔を赤らめた。まさか許晴がこんなことを直接言い出すとは思わなかった。恥ずかしさで居ても立ってもいられず、もう許晴の下着を盗み見る勇気もなくなった。

「そ、そんなことないよ。張琴の病気を治してあげただけだ。彼女は体に火が入り過ぎていて…」

「よくそんなこと言えるわね。今朝のことも見てたわよ。あなたも年の割にはなかなか元気なのね」許晴は彼を睨みつけた。

「本当なんだ。信じないなら彼女に聞いてみろ。彼女の下の方が火照って、吹き出物ができたんだ」李勝はもうごまかしきれなかった。この言い訳はあまりにもお粗末だった。

許晴は冷ややかに鼻を鳴らすと、また野菜を切り始めた。

李勝は内心ひやりと...