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770話

林雪の別荘で、李勝は突然太子から届いたメッセージを受け取り、林雪と顔を見合わせた。二人とも太子が何を企んでいるのか見当もつかない様子だった。

林雪は頷きながら、諦めた表情で言った。「でも、行かざるを得ないわ。上からの指示なの。青幇の黒幕が言葉を発したらしくて、私たち三家は必ず参加しなければならないって!」

李勝は一瞬戸惑い、不思議そうに尋ねた。「どんな黒幕だ?」

話している最中に、彼の携帯電話が鳴り始めた。

林雪はちらりと画面を見て、口を押さえて忍び笑いをした。「ほら、あなたの後ろ盾から電話よ」

李勝は番号を確認すると、方如からだった!

思わず笑みがこぼれた。これが所謂の後ろ盾という...