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7話

そう思った時、先ほどの李勝は汗を拭き取った後、再び冷水を浴び、何とか自分の怒りを抑えていた。

しかしその火照りは、許晴を見た瞬間に再び抑えきれずに燃え上がってきたようだった。

李勝は分かっていた、もう自制できなくなりつつあることを!

いつから許晴にそういう気持ちを抱くようになったのだろう?

おそらく、あの眠れない夜、弟の部屋の外で二人の声を聞いた時からだろう。

弟の興奮した低い唸り声と、許晴の艶めかしい甘い声。

そして最後には、弟の激しさが増す攻めに耐えられなくなった彼女が、子猫のように許しを乞う声。

それが李勝の心をくすぐり続けていた。

弟にこの嫁を紹介した時から、彼女の容姿や体つきの良さに...