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66話

「お兄さん、手伝ってもらおう」と呼んだものの、目の前に来てもらうと許晴はひどく恥ずかしさを感じた。すでに親密な関係になっていたとはいえ、彼は兄なのだ。どうして自分のそこを見せられるだろうか?細い脚は無意識にさらに強く閉じられた。

「下の方に、中に注いで…」許晴は恥ずかしさのあまり顔を鎖骨の下まで埋めてしまった。

その言葉を聞いて、李勝は思わず唾を飲み込み、心臓が激しく鼓動した。

「ほら、足を開いて。そうしないと塩水を注げないよ」李勝は椀を持ちながら言った。許晴が動かないのを見て、震える声を必死に抑えながら諭した。「小晴、お兄さんは君が困っているのは分かるけど、足を開かないとどうやって注げ...