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64話

お互いの身体を抱きしめ合い、疲れを知らないかのように、何度も何度も快楽の頂点へと達した。

夜明けが訪れるまで、二人はようやく名残惜しそうに眠りについた。

そして眠りの中の夢でさえ、あの見るに堪えない光景と、顔を赤らめるような声が、何度も繰り返し再現されていた。

その後数日間、李勝の工事現場では大きな仕事が入った。

少しでも多くお金を稼ぐため、しばらくの間、李勝は現場で寝泊まりすることになった。

忙しい日々が終わり、家に戻ると、

許晴がよろめくような足取りで歩いているのを見つけ、彼は急いで前に出て尋ねた。「小晴、どうしたんだ?具合が悪いなら兄貴に言えばいいのに」

李勝は許晴の様子がおかしいこと...