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607話

「まだ花も恥じらう年頃の娘さんなのに、この腰が曲がりかけた老いぼれが彼女の体に入るなんて、それこそ彼女を不利な立場に追い込むことになる。もし本当にこのまま入ってしまったら、自分の罪は取り返しがつかないほど大きくなる」

冗談ではすまされない。これは彼女の人生を左右しかねないことだ!

「お嬢ちゃん、こんなことは冗談で済む話じゃないよ!お前はまだ処女なんだ。李おじさんがこれで入っちまったら、お前はこの老いぼれと一生を共にすることになっちまうんだぞ」

本来なら、これこそが李勝が達成したかった最終目標だったはずなのに、ここに至って、彼はむしろ躊躇い始めていた。

おそらく彼の脳裏で白い天使が警告しているの...