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517話

「お嬢さん、足はまだ良くなっていないんだから、何か買いたいものがあったら言ってくれれば、私が買ってきてあげるよ」

「いえ、ただ聞いてみただけです。足をこんな怪我してしまって、いつまでここに居候することになるか分からないし、いつもあなたたちに迷惑をかけるのも申し訳ないから、李康に少し買い物に行ってもらおうかと思って」

「あらまあ、そんな遠慮しなくていいのよ。何が迷惑だって言うの?私に任せなさいな。家に塩がなくなったの、うちの爺さんが明日出かける予定だから、何か必要なものがあれば、ついでに持って帰らせるわ」

「そんなにご迷惑をおかけするわけには…結構たくさんあるんです。李康に行かせます」

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