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510話

男の褒め言葉を聞いて、女性は顔を輝かせて言った。「私のことを褒めてるの?あなたもなかなかよ」

李勝は微笑んで尋ねた。「ちょっと聞きたいんだけど、この辺りにネット環境すらないような辺鄙な場所ってあるかな?」

「あるわよ。さっき乗車した場所からもっと奥に進んで、歩いて1時間以上行くと村が見えてくるの。でも実際にそこまで行くなら、あなたが歩いて行くとしても半日はかかるわね。なぜそんなことを?」

「じゃあ明日また入口まで送ってもらえないかな。ずっと音信不通だった親戚がそこにいると聞いたから、この機会に会いに行こうと思ってね。まだ見つからないなんて」

女性は媚びるように言った。「それはあなた次第...