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51話

李胜はもう遠慮などせず、許晴の頭を激しく押さえつけながら、腰を前後に動かし始めた。

流れる水が彼の逞しい身体を伝い、許晴の妖艶な顔を撫でていく。

二人の激しい動きに合わせて、水しぶきが四方に飛び散った。

許晴は徐々にこの感覚を楽しみ始めていた。

この粗暴な扱いが、逆に彼女の感覚をより敏感に刺激していく。

彼女はまるで水面に浮かんでいるかのよう。

そして義兄は、彼女を波の中で転がすように扱っていた。

その熱いものが行き来し、彼女の口腔を思うがままに侵略し、彼女のすべての感覚はその大きなもので支配されていた。

許晴は我を忘れていた。こんなことは初めてだったのに、突然気づいたのだ。実は、こんな自分こ...