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49話

「豊かな胸の膨らみは、しっかりと揉みしだかなければ。」直接触れるのとはまた違った感触だ。

この滑らかな香油のおかげで、彼女の肌にも魔力が宿ったかのよう。元々手に余るほど柔らかく香り高い肌は、今や少し気を抜けば手の中からするりと逃げていく。

李勝は新しいおもちゃを見つけた子供のように、好奇心と喜びに満ちた表情でその柔らかな膨らみを弄んでいた。

許晴の身体が、抑えきれないほど震え始めた。

彼女の背中が兄の胸板に擦れ、水と泡の潤滑効果で、まるで滑りやすいゴムボートに横たわっているかのよう。少し油断すれば彼から滑り落ち、また簡単に戻ってくる。

これは新鮮な感触だった。

許晴はまるで自分専用のおもちゃを...