美味しい人妻

42話

李陽は輪郭のはっきりした顔立ちで、深みのある魅惑的な目をしていた。許晴を見つめる彼の眼差しには濃厚な侵略的意味が込められており、それだけで許晴の足はすくんでしまうほどだった。

彼は許晴に約束した。「俺はあまり金持ちじゃないけど、お前を幸せにできる。家では絶対に食べ物や飲み物に困らせない。俺は力があるから、お前にいい暮らしをさせてやれる」

その日、彼は体にぴったりとした服を着ていて、許晴が視線を下げると、服の下に隠れた腹筋まで見えるほどだった。

力強い男だった。彼の肌は少し黒く荒れていたが、許晴はその内に秘めた力がほとばしるのを感じ取ることができた。

彼の全身からは濃厚なホルモンが漂ってい...