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415話

宋潔は電気が切れたのだろうと思った。彼女はスマホのライトをつけて外を見ると、リビングの明かりがついておらず、李康が暗闇の中でソファに座って蚊を叩いていた。彼は宋潔を見て少し意外そうに言った。「姉さん、起こしちゃった?」

宋潔はスマホをテーブルに置いてリビング全体を照らし、ソファに腰掛けながら言った。「ううん、もともと眠れなかっただけよ。どうして電気つけないの?」

「本当は電気つけて寝ようと思ったんだ。そうすれば蚊もいないし。でも停電してるみたい」

「部屋に戻って寝たら?そっちの方が快適だし、どうせ私も眠れないから、ここで少し座ってるだけでいいわ」

「そんなわけにはいかないよ。姉さん、早...