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378話

宋潔はちょうど用事で外出していたが、外での用事も済んだので、この機会に家に帰ることにした。家に入るとすぐ、李勝の顔に笑みが浮かんでいるのが見えた。彼女は思わず好奇心を抱いて尋ねた。「李お兄さん、何かいいことでもあったの?」

「小潔、君が言っていた中年男性のことだけど、まだ覚えているかい?」

「覚えてるわ。でも、それとあなたがこんなに嬉しそうなことと何か関係があるの?」

「ほら、ちょっと来て。その人かどうか確かめてみよう」

そう言うと李勝は宋潔を連れて急いで外へ出た。張さんが行ってしまったらまた会うのは難しいだろう。彼はいつも龍の頭は見えても尾は見えないような存在だった。

二人が茶楼に...