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356話

李勝は考え込むように頷いた。弟の分析によれば、彼は自分と宋潔が一緒になることに反対していないようだ。もしこの若いカップルが復縁しなければ、彼は間違いなくこの小悪魔のような宋潔を自分のものにするだろう。

李陽は兄の胸の内など知る由もなく、心配そうに言った。「兄さん、もし小潔が僕に会いたくないって、追い出されたらどうすれば?」

結局、この家が宋梅の手に渡ったのは李陽の愚かさのせいだ。宋潔が最も恨んでいる相手は間違いなく自分だろう。

李勝は自信満々に言った。「俺がいるから、すべて上手くいくさ」

李陽は頷き、兄を寝かせた後、会社に戻って、仕事が終わったらまた見舞いに来ると約束した。

宋潔は普...