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27話

李勝はいつも忍耐強い男だった。

どうせ許晴を前にすると、いつも限りない欲望を発散させたくなるのだ。

だから今回も彼女に奉仕させることに何の躊躇もなかった。

こんなに従順で分別のある許晴は、なかなか見られないものだ。

許晴は恥じらいながら俯き、両手を絶え間なく動かし続けていた。

彼女は解放のためなら、この熱いものの隅々まで撫でることさえ厭わなかった。

それは興奮で爆発しそうなほどに膨張していた。

真っ直ぐな筋が彼女の掌で脈打っていた。

許晴は自分が何をしているのか考えることすらできなかった。

さっき、義兄の手が触れた瞬間、彼女は一瞬それが幻覚だと思ったほどだ。

なぜなら、彼女はあまりにも欲してい...