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222話

カメラやビデオカメラが見つからず、宋潔は李陽のノートパソコンに目をつけた。パソコンにはパスワードがかけられていて、何度か試してもはずれ。最後に李陽の誕生日と宋梅の誕生日を組み合わせて入力してみると、やっと正解だった。

宋潔の心は凍りつくように冷たくなり、悔しさで目に涙がにじんできた。この二人はいつから関係を持っていたのか、パスワードまで二人の誕生日を組み合わせるなんて。

涙をこらえながらファイルを探し始める。李陽がこんなパスワードを設定しているからには、きっと人に見られたくない理由があるはずだ。

二時間が過ぎ、宋潔はパソコンを食い入るように見つめ、マウスを何度もクリックし続けた。

つい...