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167話

「もう、あからさまなお誘いね」宋潔の誘いは、これ以上ないほど明白だった。李勝は手に持った下着を揺らしながら言った。「口でって言ったって、今のあなたじゃ足もまだ治ってないんだから、その気があっても無理だろう。おチビさん、ゆっくり休んだ方がいいよ」

そう言うと、李勝はテントを張ったままの股間をごく自然に隠すこともなく部屋を出て行った。この手練れの前では、宋潔が敵う相手ではないことは明らかだった。

宋潔が俯いて悔しがっていると、携帯が鳴った。「お姉ちゃん、午後に家に行くね。義兄のSNS見たら、ちょうど私がいる都市に出張中みたいだけど、義兄も一緒に帰ってきてもらってもいい?」

宋梅が来ると聞いて...