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15話

彼女は慎重に挿入していた。

その人参は、やはり本物とは違う。許晴は不注意で中で折れてしまわないか、そしてもしそれが誰かに知られたら、恥ずかしさで死にたくなるだろうと心配していた。

彼女は必死に自分の欲望を抑えようとしていた。

ゆっくりと、大きな動きは避けて。

少しずつ満たされていく感覚が、久しぶりだった。

許晴は人参が入った瞬間、ようやく満たされたかのような溜息をもらした。

彼女の艶やかな声は、どんな男性が聞いても原始的な欲望を抑えられなくなるほどだった。

その恍惚とした表情と、挑発的な仕草は、どんな男性をも彼女に夢中にさせるのに十分だった。

許晴は自分が狂いそうだった。

気持ち良さで頭がおか...