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118話

案の定、まだ水に入る前に、一人の男が許晴に声をかけてきた。彼女が一人で来たのかと尋ね、一緒に泳ごうと誘っているようだった。

李勝はその男を見た。下半身の水着は極端に小さく、中央の膨らみがはっきりと目立っていて、少し気持ち悪かった。すぐに許晴を自分の後ろに引き寄せた。

男は気まずそうに笑うと、立ち去った。

「こんな美人が爺さんなんかと一緒だなんて、マジでがっかりだぜ。今時の女は金にしか興味ないのかよ」

何だって?李勝は一瞬固まった。怒りかけたところで許晴に止められた。

「お兄さん、行きましょう。水に入って遊びましょうよ」

そう言いながら許晴は李勝の腕に自分の腕を絡め、豊かな胸が李勝の腕に押し当て...