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955話

「ここは完全な密室だから、防音効果もかなり高いんだぜ。信じるか信じないか、隣の部屋でも同じことやってるんだぜ。ほら、後ろを見てみろよ!」と王小天が言った。

劉燕が振り返ると、王小天は後ろの壁にある小さなスイッチを押した。パチンという音とともに小さな箱が開き、その中身を見た劉燕の顔がさっと赤く染まった。まさかこのレストランにこんなものまであるなんて。

「燕ちゃん、嘘じゃないだろ?ここは本当に大丈夫なんだ。さあ、いいだろ?」と王小天は言った。

そう言うと、王小天は劉燕をソファに横たわらせた。ソファは広々としていて、二人で寝ると少し狭いが、一人なら十分な広さがある。王小天は劉燕にキスを始めた。...