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603話

自分では助けられないなら、機械に頼るしかないか。この機械の感触は悪くないようだ。蘇倩は不快感を示すことなく、ただ小さく声を漏らしていた。

一時間半ほど経った頃、蘇倩は低く詰まった大きな声を上げ、一瞬にして全てを解放すると、ベッドに横たわったままぼんやりと眠りについた。

蘇倩が眠ってしまうのを見て、王小天は唖然とした。まだ聞きたいことがあったのに、彼女が眠ってしまったのだ。どうやら彼女が目覚めるまで待つしかないらしい。眠る蘇倩の姿も非常に美しく、瞼をきつく閉じ、浅い呼吸を繰り返し、豊かな胸が上下に揺れていた。

電話を終えて目が覚めた王小天だったが、男として女性を前にしてどうして触れずにいら...