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546話

「そうなんですね、わかりました。特大サイズのペロペロキャンディで、何ヶ月も食べきれないっていうやつですよね?」向こう側で彼氏の声が笑みを含んでいた。

その時、女性フロントはようやく安堵の息をついたが、私は呆れてしまった。心の中で、あいつはこんな言い訳まで信じるなんて、本当にバカもいいところだと思った!

「そういえば、あのキャンディ美味しいの?」女性フロントの彼氏が尋ねた。

「美味しいよ、すごく美味しいの」女性フロントは急いで答えた。

「ふふ、君が好きなら、今度僕も何個か買って送ってあげるよ。そうすれば一年中食べられるじゃないか!」彼氏が笑いながら言った。

「あのね、ダーリン、こっちそろ...