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458話

赵海燕が部屋を出て行くと、方梅梅も目を開いた。

赵海燕が私の部屋へ向かう後ろ姿を見ながら、方梅梅の顔には何とも言えない笑みが浮かんだ。

自分の目で見ていなければ、あんなに純粋で可愛らしい赵海燕がこんなことをするなんて信じられなかっただろう。

やはり人は見かけによらないもの、海の水は升では量れないということか!

赵海燕のような清純で可愛い女性でさえこんなに欲求不満なのだから、最近の女性はどうなってしまったのだろう?

しかし方梅梅はすぐには行動に移さなかった。彼女は赵海燕と私が本当に戦いを始めるまで待ち、そのタイミングで現場を押さえるつもりだった。そうすれば赵海燕は言い逃れできなくなる。

そう考え...