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19話

浴室の入り口まで来ると、王雅雯は顔を赤らめながら王小天に二、三言注意を促してから、ようやく浴室に入った。

前回の二の舞いを踏まないよう、今回の王雅雯は入浴中、正面を入口に向けることにした。そうすれば、誰かが覗きに来たら、ドアの隙間から相手をすぐに見つけることができるはずだった。

しかし王雅雯が思いもよらなかったのは、私の手に小さな鏡という切り札があることだった。

彼女が服を脱ぎ始めた瞬間から、私は手の鏡を脇の隙間から差し入れ、王雅雯の一挙手一投足を覗き見て、その姿を自分の目に映し出していた。

これからは本当に目の保養だ。実を言うと、それまで女性の体をじっくり鑑賞したことなどなかった。

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