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18話

私もその瞬間に気づいたのだ、朝に起こされて、自分の生理反応をすっかり忘れていたことに。だから一瞬、下半身を隠すことに気が回らなかったのだ。

反射的に急いで部屋に戻ろうとしたが、その時ふと立ち止まった。違う、自分は知的障害を演じているのだ。知的障害者なら何も分からない。今逃げ込んだら、正体がバレてしまうじゃないか?

そう思い至り、私はとぼけた笑顔を浮かべた。「王先生、どうしてここに?なんで顔を隠してるの?」

王雅雯の頬は極限まで赤く染まっていた。しかし彼女もすぐに、私がこういったことを理解していないからこそ、無作法に出てきてしまったのだと悟ったようだ。

彼女はすぐに言った。「小天、早く部...