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1205話

「彼氏が一番好きなことって、この胸の二つの大きな肉団子を触ることなのよね」

林淼は自分のここがなぜ男性にそんなに大きな魅力を与えるのか分からなかった。肉じゃないか?お腹だって肉なのに、どうして男性は触りたがらないのだろう?

本当に理解できない……

「へへ、まさか、まさか」郭偉は慌てて笑いを浮かべた。今この林淼こそが、自分が留置所から抜け出せる唯一のチャンスだった。じっくりと機嫌を取らなければ。

郭偉は目立たないように視線の端で林淼の腰に目をやった。あの腰に下がっている鍵の束こそ、彼の唯一の活路だった。

林淼は可愛らしく鼻を鳴らしたが、結局は郭偉の手の拘束具を外してやった。

拘束具が緩むと、...