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1183話

王小天はただ自分のそこが湿った柔らかさに包まれる感覚に、言いようのない快感を覚え、思わず気持ち良さに低く唸った。

その時、王小天の心は激しく葛藤していた。

一方では、彼に残された理性が、これは間違っていると告げていた。特に劉燕がすぐ隣の部屋で寝ているのだ。もし彼女が突然目を覚まして自分がいないことに気づいたら、大変なことになる。

しかし他方では、莉莉が最も望んでいるのがこれだということも分かっていた。

おまけに、莉莉に美人計で翠玉の父親を救ってもらう時、彼女とこういうことをすると約束してしまっていた。

さらには今、莉莉が彼らをこの大きな別荘に住まわせてくれたことで、借りはさらに大きくなっていた...