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1156話

デブは心の中で腹を立てていたが、どうすることもできず、仕方なくキューを劉燕に渡して、彼女に打たせることにした。

デブが先ほど打った球は、劉燕に有利な状況を作り出していた。彼女は軽く当てるだけで、確実に球が入るはずだった!

劉燕は心が躍り、すぐに角度を定めてキューを突き出した。案の定、球は入った!

劉燕がまた球を入れるのを見て、デブは心の中で「くそっ」と呟いた。

これで劉燕が入れたのは3つ目の球だった。

あと2つ入れられたら、彼女の勝ちになってしまう!

デブは自分がビリヤードで素人の女に負けるなんて考えたこともなかった!そのことがデブを悔しさと怒りで顔を赤くさせた。

絶対にこの女に勝って...