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1096話

力を込めている足先を見て、王小天は思い切って、避けるどころか積極的に攻撃に転じ、その足先に向かって強く蹴りを入れた！

足先に力を込めれば確かに瞬時に速度が上がるが、致命的な欠点もある。それは体重が足先のわずかな部分にしか乗っていないため、下半身が非常に不安定になることだ。このタイミングで下半身を攻撃するのは、最も効果的な行動だった！

案の定！王小天の攻撃の後、大男の体はぐらりと大きく揺れ、たちまち地面に崩れ落ちた！

「おい小僧、お前の技は卑怯すぎるんじゃないか？」大男は地面から立ち上がり、明らかに顔色が険しくなっていた。彼らのような軍人出身者の技は豪快で真正面からぶつかり合うタイプだ。王...