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1079話

「あの日は翠玉のおやじのために例外を作って、あんなに何度もさせてあげたのに!」お嬢は心中穏やかではなかった。

だが誰が思っただろう、翠玉のおやじがすっかりはまってしまうとは?しかも指名までしてくるとは?

「そう、お前だよ!」翠玉のおやじは舌なめずりをしながら、黒ストッキングに包まれたお嬢の長い脚を貪るように見つめて言った。「客である俺が、お前を指名したんだ。まさか俺の相手をしたくないとか言うんじゃないだろうな?」

「あの...お客様、他の子に変えませんか?うちには綺麗な子がたくさんいますよ。私なんて見た目も技術も他の子に劣りますから」お嬢は心の中で翠玉のおやじを罵りながらも、表面上はにこやかに...