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769話

ホテルの入り口に着くと、保安官とナンシーの車が外に停まっているのが見えた。私は相変わらずナンシーの車に乗り込み、保安官の車の後ろについて約一時間走り、ようやくミシェルが言っていた目的地に到着した。

最初は市の中心部だと思っていたが、予想に反して彼らは私を郊外にある大きな工場、というか大型倉庫に連れて行った。外から見ると高い鉄骨構造の建物が見え、中がどうなっているのかは分からなかった。

周囲は有刺鉄線のフェンスで囲まれていた。こういったものは私の国ではもう珍しくなっていたが、ここで見ることができるとは思わなかった。

高い建物の他に、中の道路も非常に広く、一見すると飛行機の滑走路のようだった...