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46話

「なんだよ、彼女バカじゃないの?」

装ってようが何だろうが、とりあえず俺も知らないフリしとこう!

「お前……処女なの?」

「どう思う?」

俺は曹麗芳が処女だってことを知っていたけど、それは言えない。

「あのさ、俺……わからないよ!」

「ちっ、亀の肉食ったばかりなのに、バカ亀のフリかよ?信じられないなら、姉ちゃんがお前を去勢してやろうか!」

汗っ!

こいつは本気を出したら、何でもやりかねない。

思わず体を縮こませると、刃物で切られるような感覚が走った。

「わかったよ、処女なら処女でいいじゃん」

「それだけ?」

「なんだよ、お前……もう一回やりたいのか?」

「賈二虎、姉ちゃんお前と本気で勝負するぞ...