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39話

私の体はとっくに硬直していた。譚如燕の恥じらいの微笑みはまるで興奮剤を打たれたかのようで、頭がぐわんと大きくなった気がした。

だが——

感謝の気持ちからであれ何であれ、副校長は既に彼女の青春を残酷にも踏みにじった。李明亮が寮の入り口で虎視眈々と待ち構えているのは明らかで、譚如燕をこれ以上苦しめるわけにはいかない。

疑心暗鬼の李明亮は、きっと譚如燕の一挙手一投足を注意深く観察しているだろう。少しでも油断すれば、彼に不審な点を見抜かれてしまう。

私は李明亮が譚如燕の将来の夫になってほしい。彼女の人生における単なる通りすがりの人ではなく。

もし私の欲望のせいで譚如燕が良縁を逃し、一生孤独に過ごすこと...