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360話

私も感じていることだが、かつての純朴で青々しかった自分は、もう田舎に置いてきてしまったような気がする。今では顔に残る朴訥とした愚直さ以外、実は小さな駆け引きもいくつか身につけてしまった。

それでも都会の人々の目には、私はまだ田舎の子供で、浅はかで無知で、少し鈍重な印象を与えているのだろう。だから周婷に「偽善者」と言われた時、私は笑うしかなかった。

「そうよ」周婷は両目を私に据えて言った。「さっき言ったことは全部合ってるわ。あなたは確かに鈴菲菲を追いかけるつもりだったのに、途中で方向転換しただけ。しかもそれを認めないなんて、あなたってどれだけ偽善的なの?」

どうやら周婷は私が想像していたほ...